アルバイトの話

先日、ふと思い立って大学生の頃にアルバイトをしていた、書店のある商業施設について調べてみた。

 

フロアガイドを見てみると、確かにそこに存在していた書店の名前が抜け落ちていた。

 

あれっ、おかしいなと思いつつ、今度は書店名を検索してみると今年の2月に閉店していた。

 

駅前の好立地にあって待ち合わせの時間つぶしや

通勤通学の途中に立ち寄りやすい書店だった。

 

私がバイトしてたのも、もうかれこれ5年ほど前の話でバイト先の人たちとはその職場だけでの関係で

いまどこで何してるとかは全く知らない。

 

レジ打ちやら、書籍の予約、取り寄せ、雑誌の返品、ラッピング、書棚の整頓など色々な業務があったが、その時々で印象的な出来事があったんだと思い出させてくれる。

 

毎回、同じような時間帯に本を買ってくれるお客さんも取り置きを溜めに溜めて取りに来るお客さん。

 

近くの美容室から定期購読してくれている美容師さん。

 

 

恐らくだけど、新型コロナの流行以降

大学生の通学も減って、書籍の購入もネットからになって、雑誌の購入も控えられてしまったんだと思う。

 

ボディーブローがジワジワ効いて、

コロナの収束も見通せなくてやむにやまれず

閉店を選んだのかなとか考えてしまう。

 

出版不況と呼ばれて久しいが、

本を売る書店はさらに厳しいなと感じつつ

アルバイト先の書店に思いを寄せて。

 

GW前にアマゾンで本を買おうとしているわたしであった。。