セミのシャワー

朝から元気なセミの鳴き声を聞いて、出社して、

夕方にはこれまたセミの鳴き声を聞いて帰宅する。

 

このセミの大合唱を勝手にシャワーと名付けて楽しんでいる。

 

ただ、セミの鳴き声にも朝と夕方では違って聞こえてくる。

 

朝は夜明けを今か今かと待ちわびたセミ達が元気よく鳴き、

夕方は太陽の別れを惜しむようにヒグラシが寂しそうに鳴いている。

 

こんな風に思うのは私だけだろうか。

 

恐らく、朝にもヒグラシは鳴いていて、

ミンミンゼミも夕方にも鳴いている。

 

ただ、その鳴き声の比率と私の勝手な思い入れによって、朝はミンミンゼミとアブラゼミ

 

夕方はヒグラシといった具合に決めてしまっているのかもしれない。

 

因みに大学時代を過ごした滋賀県にはあまり、ミンミンゼミの鳴き声を聞かず、

アブラゼミクマゼミの鳴き声ばかりだったと記憶している。

 

夏の風物詩である、セミひとつ取ってみても思うことや考えることは様々で、

夏が来たと思える人もいれば、また嫌な季節が巡ってきたなと思う人もいるはずだ。

 

お盆を迎えて、朝夕は幾分か過ごしやすくなり、次の季節へと移ろいの端々が感じ取れる今日この頃、如何お過ごしでしょうか。

 

土地も変われば、気候も変わると思う。

家族旅行で、早秋を感じてきた私でございます。