そんな経験、あると思う。
例えば、バス、電車などが主なものだろう。
今回のタイトルはあるお爺さんの嘆きともとれる呟きである。
案の定お爺さんの目の前でバスは行ってしまったのだ。
そこで立ちすくみながら「意地悪やなぁ~」という次にでた言葉も私は聞き逃さなかった。
そして前に座っている私や子どもの前を素通りして、一番前に並んだ。
…『えっ、いやいや確かに私たちはバス停前のベンチに腰掛けてますけど、並んでますから』と思わず心のなかで呟いていた。
ここは寛大に爺さん一人や二人に先頭を譲ってやりなよ
そんな器の大きな人にこう諭されて笑われてしまうかもしれないだろう。
でも、何だか私としてはベンチに座ってるやつ=並んでない、即ちお爺さんたちが先頭に並んでも構わないという論理が気に食わなかったのだ。
私もそんな偉そうなことを言ってはいるものの、普段から積極的に他者とコミュニケーションをとってないので、必要な一言を言わなかったり、不必要な一言をいってしまったりすることがある。
今回はバイトの残業終わりでお腹も空いていたという言い訳のもと、私本来の心の狭さが露見した。
ただ、一言「並んでますか?」と聞いて欲しかったなぁと思った日々の一コマだった。