歳末への一コマ
いつの間にかあちらこちらで年末を感じさせるツリーやらお歳暮の販売やら、喪中のはがきやらが目につく機会が増えた。
そんな私も年末どころか新年の挨拶となる年賀はがきの販売というアルバイトをやっていて、そこで様々な人とはがきを売りさばいている。
主にはリタイアされた方やその主婦層の方々と販売をしているのだが、その小さな人間関係の中においても、日々亀裂が入ったり、深くなったりしている。
中には、誰の方を持つのでもなく、その愚痴や不満を受け入れる様に、さりげなく場の調整をしてくださる方もいる。
それもさりとて年賀はがきの販売時期や枚数をもっと改めても良いのではないだろうか?
そもそも、年賀はがきは12月の中旬に飛ぶように売れるので、ネット以外は出張所含めて
12月から売り出すようにしたらいかがか。
他にも金券ショップで扱ってもらう場合も値段は郵便局と同じ52円での販売にしてもらい価格面での優位性をなくすことはできないだろうか。
今まで何となく年賀はがきを売っていたらよかった日本郵便も、今後ますます年賀はがきの売上は下がる見込みのなかで、どのような知恵を絞って新たな戦略を練って、はがきを売っていくのか、このアルバイトを通して少し興味が湧いた。
また、若者が年賀はがきを買いに来ることの少なさにも身をもって実感させられた。
おじいちゃんおばあちゃん世代の方も、年賀はがきを出したいけど手が震えて以前のように上手く書けない、パソコンも使えないから出すのを控えよう、或いは少なくしようかなという方も多数いらっしゃった。
年賀はがき1つとってみても色々な世代の人や考え方、ものの見方を知ることができた。
この経験も私の力になれるようにしたい。
そんな年末へ向かうある1日の出来事であった。