つかつかと、人をかき分け、優先座席を勝ち取ったおじさんはいつの間にか立ち上がって赤ちゃんのいる席の前にいた。 そして、にっこりと赤ちゃんに向かって微笑んでいた。 当の赤ちゃんはおじさんにも目もくれず、電車に揺られていた。 先程まで無愛想に見え…
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